足元から健康に!簡単フットセラピー&足つぼマッサージでむくみ解消

これから寒くなってくると、冷えやむくみが気になるという方も多いのではないでしょうか。定期的にサロンに通えれば良いですが、忙しいと、なかなかそうもいきませんよね。
今回は、フットセラピースクール「エール」代表の伊佐あゆみさんに、自宅で簡単にできる脚のケアについて教えてもらいました。
フットセラピーとは
「皆さん、『リフレクソロジー』(反射療法)は聞いたことがあると思います。『フットセラピー』はリフレクソロジーを基に、ツボ療法や運動生理学に基づいた体の修復法を応用したものです。触れるのは脚だけですが、自律神経を整えたり体全体のめぐりを良くしたりする効果が期待できます」(伊佐さん)
伊佐さんによれば、フットセラピーを行うと、むくみや疲れがとれるのはもちろん、体のこわばりがとれることで脳の緊張もほぐれ、リラックスできる方が多いのだそう。習慣にすることで、安眠できるようになる方もいるそうです。そんなケアが自宅でできるのは嬉しいですね。
自宅でできる、簡単「フットセラピー」
「フットセラピーは、オイルやクリーム、器具などを使用しません。いつでも、どこでもできる手軽な施術なので今日からすぐに始めることができますよ。特におすすめの3つをご紹介します」
1.足首まわし
<方法>
右の手のひらを、左の足裏にあわせる。足の指の間に手の指を入れ、足の甲をつかんだら、ゆっくりと大きく足首を回す。20回ほど回したら、左手と右足も同じように行う。
<効果>
足首を回しほぐすことで、脚のゆがみが整い冷えやむくみが解消される。
足首まわしを習慣にすると、脚全体の流れが良くなり美脚効果も期待できるそうです。簡単なので、朝起きてすぐや眠る前など、タイミングを決めて実践したいですね。
2.足裏ツボ押し(3か所)
<方法>
両手の親指を重ねて、ツボ(以下で紹介)に置き、息を吐きながら3秒押す、吸いながら3秒かけて指を離す、を2~3回繰り返す。血行が良いお風呂上りにやると効果的。
※爪が長く押しにくい場合は、ツボ押しの棒や綿棒で代用してもOK
<ツボ>
(1)湧泉
足裏の中央より少し上にあり5本の指を曲げた時にできるくぼみの真ん中。冷え、脚のむくみ、全身の疲労やだるさの緩和に効果がある
(2)足心
足裏中央、土踏まずの真ん中あたりにある。体内の水分量の調節に役立つと言われ、脚のむくみ、全身の疲れやだるさの緩和につながる
(3)失眠
かかとの真ん中。不眠やイライラの緩和に効果的
※かたくて押しにくい場合は、ゆるく手を握ってこぶしをつくり、叩くようにしても良い
まずは1つツボを覚えて、お風呂あがりに押すクセをつけたいですね。忘れないように、バスルームの近くにツボの位置がわかる紙を置いておくのも良いかもしれません。
3.足指じゃんけん
<方法>
足の指を、じゃんけんをするように「グー」「チョキ」「パー」の順に動かす。グーチョキパーを1セットにして3回ほど行う。
・グー
足先を力いっぱい内側に曲げる。うまく曲がらない時は手で軽く押してしっかりと閉じる
・チョキ
足の親指を上にそらせるようにして、親指と残り4本の指で「チョキ」をつくるようにイメージする。親指と人差し指が離れないように気を付ける
・パー
足指を5本とも思いっきり左右に開く。すべての指の間が5mm以上離すようにすると良い
<効果>
足の指1本1本がしっかり動くようになると、しっかり歩けるようになり、姿勢の改善や代謝アップにつながる
普段することがない動きなので、これだけでもなんだか流れが良くなったような気がしました。立ち仕事の後やパンプスを履いて1日過ごした日の終わりなどに良さそうですね。
おわりに
伊佐さんは「どれもシンプルなケアですが、続けることで代謝があがり、むくみの改善だけではなくダイエットにもつながります」と言います。ご自身も、フットセラピーを習慣化したことで体重が2kg落ち、体全体がスッキリされたそうです。
今日からすぐできる「フットセラピー」、皆さんもご自宅で試してみませんか。
【取材協力】
伊佐あゆみさん
フットセラピースクール「エール」代表。3人の子育て中にフットセラピーに出合い、トレーナー資格を取得。現在は、沖縄を拠点に、8年間のサロン運営で培った経験を基に、大切な人を笑顔にする「温もりセラピー」の技術と「おもてなしの心」を伝えている。これまでにのべ200人を指導。JFTAフットセラピスト協会認定トレーナー/足裏分析セラピスト/草世木流おもてなし講座認定講師→フットセラピースクール「エール」HPへ
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