子宮筋腫はがんになるの?子宮筋腫と子宮がんの違いって?知っておきたい子宮の病気 | ベルタカフェ

子宮筋腫はがんになるの?子宮筋腫と子宮がんの違いって?知っておきたい子宮の病気

子宮筋腫はがんになるの?子宮筋腫と子宮がんの違いって?知っておきたい子宮の病気

子宮は女性のホルモンサイクルに影響し、赤ちゃんを育てるためにも大切な器官。だからこそ、病気などには気をつけたいもの。

 

しかし残念なことに、晩婚化や生涯出生数の低下により、子宮にまつわる病気の発症率は増加傾向にあります。そのうちのひとつ「子宮筋腫」は、女性の4人に1人がかかるといわれるほど抱えている人の多い病気。「子宮がん」と間違われることも多く、不安を感じる人も少なくないようです。

 

子宮筋腫が大きくなったものが子宮がんになるの? どうやって治療するの? といった疑問を解消し、正しい知識をつけるべく、今回は子宮筋腫と子宮がんの違いについてお伝えいたします。

 

 

子宮筋腫と子宮がん、それぞれの症状

検診の超音波検査(エコー)で見つかることが多い、子宮の腫瘍。画像上では良性か悪性かまではわからないため、必要に応じてMRI検査や子宮鏡検査などをおこない、腫瘍の状態を調べます。

 

このとき、可能性として考えられるのが「子宮筋腫」と「子宮がん」。まずはそれぞれの違いをみていきましょう。

 

子宮筋腫

子宮筋腫

子宮の筋肉が異常増殖してできる、良性の腫瘍。できる場所によって4つの種類に分類されます。

 

筋層内筋腫
子宮の壁にできる筋腫。子宮筋腫でもっとも多い。

 

漿膜下筋腫
子宮壁の外側にできる筋腫。外に向かって発育し、子宮外に突出してしまうことも、生理などにも特に影響しないことが多いので、見過ごされやすい。

 

粘膜下筋腫
子宮壁の内側に向かって発育する筋腫。受精卵の着床に影響しやすく、不妊の原因になることも。

 

頸部筋腫
膣に近い、子宮の入り口あたりにできる筋腫。全体の5%ほどと発症率は低いものの、深刻な症状をともないやすい。

 

種類によって症状に多少の違いはありますが、生理がダラダラと続く、痛みが激しい、出血量が多いなどの理由で気づくことが多いようです。ただ、生理は毎月訪れるため「こんなものだろう」とガマンしてしまう女性も多く、知らないうちに筋腫が大きくなっていることもよくあります。

 

*こんな時は要注意
良性の腫瘍のため、大きさや症状によっては特別な治療をせず経過観察することも多いのですが、出血量が多く貧血を起こしたり、生理痛がひどく生活に支障が出たりするようであれば、治療の対象となります。また、大きくなった筋腫が周囲の臓器を圧迫し、便秘や頻尿、腰の痛みや下肢のしびれを引き起こしている場合にも治療が必要です。

 

*治療方法
薬物療法と手術療法(摘出)が主な治療法です。筋腫の位置や大きさ、年齢などを考慮して決めることが多いです。

 

 

子宮がん

子宮がん

子宮筋腫と同じように子宮にできますが、悪性の腫瘍です。子宮内膜の上皮に発症する「子宮体がん」、子宮の入り口あたりにできる「子宮頸がん」の2種類があり、それぞれ原因も異なります。

 

○ 子宮体がん

子宮内膜に多くできるがんで、女性ホルモンの乱れにより発症します。ただ、子宮内膜は生理で剥がれ落ちて排出されるため、閉経後の50~60代の女性に多いといわれています。

 

エストロゲンというホルモンが関係しているので、妊娠や出産経験のない人、初潮が早く閉経が遅い人など、エストロゲンに晒されている期間の長い人ほどリスクが高くなりやすいようです。また、肥満や糖尿病、高脂血症を患っている場合も危険率が上がります。

 

なお、発生率は子宮体がんの2~5%ほどながら、子宮の筋肉組織や支持組織に発症する「子宮肉腫」も子宮体部のがん。発症はホルモン状態と関係ないとされていますが、はっきりとしたリスクはわかっていません。

 

*主な症状
不正出血や膿の混じったおりものが出る、下腹部に痛みやしこりがあるなどの自覚症状があります。

 

○ 子宮頸がん

子宮の入り口にできるがんで、「ヒトパピローマウィルス(HPV)」への感染が原因で発症します。主に性交渉など粘膜同士の接触によって感染するため、80%ほどの女性が一生のうちに一度は感染しているともいわれていますが、多くは免疫力で排出されて発症には至りません。しかし、排出がうまくいかずにウィルスが子宮頸部に残ってしまうと、感染部の細胞ががん細胞へと進行していきます。

 

なかでも20~30代での発症率は非常に高く、この年代におけるガンによる死亡原因でも1位を占めています。また、子宮がんと診断された女性の8~9割は子宮頸がんで、女性特有のがんの中で乳がんに次いで多い発症率となっています。

 

初期であれば治癒する可能性も高いのですが、進行している場合は子宮を摘出する必要があったり、周囲の臓器にがんが広がっていたりすることもあります。進行スピードがゆっくりなので、1~2年に1度は検診を受けて早期発見に努めましょう。

 

*主な症状
初期にはほとんど自覚症状がなく、気づかないことがほとんど。がんが進行すると、不正出血やおりものの増加、性交時の出血などの症状が現れます。

 

*治療方法
子宮体がん、子宮頸がんともに、手術療法、放射線治療、抗がん剤による化学療法などが用いられます。がんの進行具合やできている場所、合併症の有無などを考慮して決めることが多いようです。
 

 

子宮筋腫と子宮がんの見分け方

子宮筋腫と子宮がんの見分け方

冒頭で述べたとおり、超音波検査では腫瘍が良性か悪性かの判断が難しく、自覚症状も似ているため、見極めにはより精密な検査が必要となります。ただ、エストロゲンが関係する子宮筋腫は徐々に大きくなり、また、閉経後には小さくなっていくので、腫瘍が短期間で急激に大きくなったり、閉経後も大きくなったりするようなら、子宮体がんの可能性が高くなります。

 

また、子宮頸がんでは、細胞ががん化する前に「異形成」という前がん状態を経るため、細胞診という検査を定期的におこなうことで、がん細胞へ進行する前に発見することができます。

 

 

未然防止には定期的な検診を

未然防止には定期的な検診を

子宮筋腫と子宮がんは性質が異なるため、筋腫からがんに移行することはありません。とはいえ、子宮筋腫であっても、できる場所や大きさによっては大事に至ることがあります。定期的な子宮がん検診を受けるとともに、違和感を覚えたら早めに受診しましょうね。

 

 
 

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