出産前に知っておきたい、産後の悪露(おろ)の変化と危険信号 | ベルタカフェ

出産前に知っておきたい、産後の悪露(おろ)の変化と危険信号

出産前に知っておきたい、産後の悪露(おろ)の変化と危険信号

はじめての出産はわからないことがいっぱい。赤ちゃんのお世話やママの体のメカニズムについては、母親学級や育児書など妊娠中からいろいろと学べる場も多いものの、出産直後からはじまる「悪露(おろ)」について説明を受ける機会はあまり多くありません。

 

そのため、「塊が出てきた」「突然量が増えた」など、退院後から1か月検診までのあいだに不安になるママも多いようです。

 

「悪露」は、量や色、ニオイなどから産後の子宮の状態を把握できるバロメーター。悪露の正常な状態や危険信号について、出産前から知っておきましょう。

 

 

悪露の正体と産後の経過

悪露の正体と産後の経過

悪露って?

悪露は、おなかの中で赤ちゃんを守っていた組織の残り。大きくなった子宮が元のサイズに戻ろうと収縮するときに、子宮内に残っていた卵膜や子宮内膜、傷口から分泌されるリンパ液や血液が押し出され、生理のように膣から排出されます

 

生理は赤ちゃんを迎えるための準備で厚くなった子宮内膜が排出されるものですが、悪露には血液以外のものも混じっているので、量が多く、生理よりも生臭いニオイがします。また、終わるまでに1か月くらいかかります。

 

産後の経過は?

量や期間は個人差がありますが、おおむね次のとおり。

 

産後1週目

出産直後は真っ赤な悪露が大量に出てきますが、7日目あたりには量も減り、茶褐色のようなくすんだ色へ変わっていきます。産褥パッドを頻繁に交換するほどの量から、夜用の生理用ナプキンで対応できるくらいになるといった感じです。ニオイはきつめです。

産後2週目

色は茶褐色から黄色へと変化していきます。多少の増減はあるものの、量やニオイも減っていきます。日中用の生理用ナプキンで十分対応できるくらいの量です。

産後3週目

淡いクリーム色になり、量もかなり少なくなります。まだうっすらとニオイはしますが、ほとんど臭いません。

産後4週目

白っぽいおりものへと変わり、悪露が終わります。

 

なお、おなかを切り開く帝王切開では、赤ちゃんを取り出した際に子宮内の残留物も取り除いてくれるため、経膣分娩に比べて悪露の量が少なめです。ただ、傷口から分泌される体液が長引くことで、少量の悪露が2か月近く続くこともあります。

 

 

こんな時は要注意。よくある悪露の変化と危険信号

こんな時は要注意。よくある悪露の変化と危険信号

悪露の変化は、子宮や体の回復具合を知ることができるバロメーター。色や量、ニオイの変化をこまめに確認しておくことが大切です。

 

悪露の量が増えた

子宮の収縮や体を動かした影響で、溜まっていた悪露がまとまって出ることがあります。また、授乳も子宮収縮を促すので量が増えることがあります。

 

一時的なものであればあまり心配はいりませんが、ほかの症状をともなっている場合や量の増えた状態が続いているようであれば、ホルモンバランスの乱れや子宮に何らかの問題が生じている可能性があります。

 

赤味が続く

血液は時間が経つと酸化して茶褐色へと変化します。そのため、真っ赤な悪露が続く場合は、子宮の回復が遅れていたり、出産時にできた傷からの出血が続いていたりする場合があります。

 

悪露が長引く

経膣分娩で約1か月、帝王切開で2か月ほどが目安となりますが、それよりも長く続く場合は、悪露以外の出血や、胎盤や羊膜などが子宮内に残留して子宮の収縮を妨げていることも考えられます。

 

塊が出た

悪露には血液以外のものも混じっているため、子宮内膜や卵膜が塊のようになって排出されることがあります。そのため、産後1か月以内で、小さな塊であればあまり心配はいりません。

 

ただ、鮮血をともなう大きい塊が出たり、下腹部や排出時に痛みをともなったりする場合は注意が必要です。

 

下腹部に痛みがある

大きくなった子宮が戻るとき、収縮に伴い「後陣痛」と呼ばれる痛みがあります。これは産後数日で軽くなっていきますが、いつまでも強い痛みが続く、後陣痛とは違う痛み方をするなどの場合は、子宮の異常や感染症の可能性があります。

 

帝王切開や会陰切開の傷の痛みが長引く場合も、炎症を起こしたり傷口の回復が遅れていたりする場合があります。

 

悪臭がして熱をともなう

もともと生臭く特有のニオイがしますが、匂いがきつかったり悪臭を放っていたりする場合は、膣炎などの可能性があります。高熱が出る、微熱が続くなど発熱をともなう場合は、性器や子宮の傷口から細菌に感染して起きる産褥熱かもしれません。

 

悪露がない

出産時に傷がなかった人や子宮の回復が早かった人など、悪露がほとんどなく終了する人も稀にいますが、凝血が子宮の入り口を塞いでいる、膀胱や直腸の充満で悪露の流出が妨げられているなど、トラブルが原因のことが多いです。

 

悪露が子宮内に溜まっている状態になるので、感染症や炎症、子宮回復の遅れなどの恐れがあります。

 

感染症などを防ぐためにも、パッドやナプキンはこまめに変え、トイレの度に洗浄綿で拭いたりウォシュレットを利用したりして、常に清潔を保つようにしてくださいね。また、少しでも違和感を覚えたら、1ヵ月検診を待たず早めに産婦人科を受診しましょう。

 

 

産後はゆっくり体を休めて

産後はゆっくり体を休めて

寝る間もないほど赤ちゃんにつきっきりで、不慣れな育児に奮闘する1か月。つい自分の体のことは後回しにしてしまいがちですが、ママ自身が健康で元気な身体でなければ、赤ちゃんのお世話もできませんよね。

 

悪露が出ている間はまだ回復途中ということ。できるだけ体を休め、ムリをしないようにして過ごしましょう。ただ、適度な運動は子宮の回復を早めてくれるので、産褥運動などを取り入れるのはおすすめです。

 

 

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