乾燥の冬は要注意!頭皮のフケの原因と種類、改善方法4つ

男女問わず密かに悩んでいる方が多い、頭皮のフケトラブル。なんとなく不潔な印象を与えてしまいそうで、誰かに相談したくてもしづらいですよね。そこで今回は、フケの種類と、その改善方法についてお伝えしましょう。
目次
頭皮のフケとは?
フケとは、ターンオーバーによって頭皮の角質が剥がれ落ちたもので、健康な頭皮の持ち主でも発生する生理現象です。通常であれば、日々のシャンプーで落ちてしまうので、そんなに気になりません。
しかし、なんらかの理由で、シャンプーをしても肩に落ちるほど大量に出てしまうことがあります。最近フケが気になる……と感じる場合は、頭皮にトラブルが生じているのかもしれません。
また、フケには種類があるので、しっかり観察してケア方法を見極めることが大切です。
タイプ別、3種類のフケ
フケには、乾燥すると起こる「乾性フケ」や、皮脂分泌が理由で起こる「脂性フケ」、また皮膚の病気が原因のフケがあります。まずは、フケの種類をリサーチしてみました。
乾性フケ
冬場は、特に起こりやすい乾性フケ。
頭皮は皮膚の一部なので、寒くなると顔の肌と同じように乾燥し、角質層のバリア機能が乱れてしまうことも。水分を保持する機能が著しく低下すると、パラパラと落ちるほどのフケが発生してしまいます。
さらに、冬の過酷な環境に加えて、洗浄力の強いシャンプーや、カラーリングのし過ぎなどでも皮膚のバランスが崩れてしまいます。
洗い方やケア方法を見直す必要があるでしょう。
脂性フケ
皮脂が過剰に分泌されて起こる脂性フケ。
頭皮や髪のベタつきが特徴で、触ると指に湿り気のある白い塊がつきやすくなります。皮脂と混ざり合って毛穴に詰まることが多いため、かゆみが発生したり、抜け毛が増えます。
シャンプーの洗い残しや洗い方、時には洗い過ぎも原因に。
皮膚の病気であるフケ
脂性フケを放置すると、頭皮の状態が悪化し皮脂を栄養にしている常在菌、マラセチア菌が活発化してしまうケースも。かゆみやフケが大量に発生し、見た目にも影響が出てしまいます。
なかなか改善されない場合は、皮膚科へ行きましょう。
頭皮のフケはどうしたら防げるの?
(1)正しくシャンプーをする
まずは、頭皮や髪を十分に湯で洗うことから始めましょう。たっぷりとすすぐことで、汚れが落ちやすくなります。あまり濡れてない状態でシャンプーを使用すると、刺激となり頭皮のダメージが起こりやすいので、気をつけましょう。
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シャンプーをしっかり泡立てる
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頭皮全体に泡を行き渡らせつつマッサージをするように洗う
(※爪を立ててゴシゴシ洗うことは、絶対にNG。正常なバリア機能を壊す原因に) -
すすぎはシャワーで十分に
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トリートメントは髪の修復が目的なので、毛根にはつけないようにする
(※頭皮につけすぎると、フケが増えてしまう可能性も)
(2)オイルでスカルプケア
スカルプケア専用の洗浄剤や、ナチュラルな椿オイル、ホホバオイル、アルガンオイルで、スペシャルケアを施しましょう。
特にオイルは、頭皮に負担をかけずに汚れを落とし乾燥まで防いでくれる効果があります。洗浄剤や、少量のオイルをつけてマッサージをし、シャンプーで洗い流す簡単ケアで地肌の血流が良くなります。すると、髪の毛を作る毛母細胞へしっかりと栄養素が運ばれるように。
フケを改善するだけでなく健やかで丈夫な毛髪が育つようになりますよ!
(3)乾かし方に注意!
シャンプー後にきちんと髪を乾かすことは美しい髪を保つためにも必須。とはいえ、フケが多く発生している時は、ドライヤーの熱が刺激となる場合があります。
まずは、タオルドライを念入りにおこない、余分な水分を飛ばしましょう。熱を当てる時は、頭皮が温まり過ぎないように温風と冷風で交互に乾かしてあげるのがベスト。
キューティクルも引き締まるので、髪もサラサラに仕上がります。
(4)食生活に気をつける
脂肪分や糖質の多いものを摂りすぎると、皮膚の水分と油分のバランスが崩れて皮脂の分泌が増えたり、逆に乾燥したりと、トラブルが発生しやすくなります。外食が増えると、特に偏ってしまいがちなので、フケが気になる時こそ食生活を改善しましょう。
特に、ビタミンB群は必須。そのなかでもビタミンB2やB6は、余計な脂質や糖質を分解してくれる作用があり、体内の代謝を促してくれます。
<ビタミンB2やB6を含む食品>
レバー、豚肉、ほうれん草、まぐろ、かつお、にんにく、etc..
まとめ
フケは見た目のイメージを大幅ダウンさせてしまうだけでなく、抜け毛や切れ毛の原因となり、美しい髪の成長を妨げてしまうことも。
頭皮も肌と同じ皮膚ですので、愛情を込めてケアをしてあげる必要がありますよ! まずは、日々の生活習慣を見直してみましょう!
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