生まれたての赤ちゃんを守る「ドライテクニック」と沐浴の仕方を出産前に知っておこう | ベルタカフェ

生まれたての赤ちゃんを守る「ドライテクニック」と沐浴の仕方を出産前に知っておこう

出産前に知っておきたい、生まれたての赤ちゃんを守る「ドライテクニック」

いきみかたや母乳マッサージの練習など、妊娠中から出産に備えている妊婦さんも多いと思いますが、産まれた直後の赤ちゃんのケアについては意外と考える機会が少ないのではないでしょうか?
 
最近、「ドライテクニック」という新生児の肌を保護するための方法を取り入れる産院が増えているのですが、これを知らなかったがために「赤ちゃんとの対面のときに驚いた!」との声をよく耳にするようになりました。
 
そこで今回は、出産前に知っておきたい知識のひとつとして、「ドライテクニック」と沐浴の仕方についてお話したいと思います。
 
 

赤ちゃんの肌を守る「ドライテクニック」って?

まわりのお母さんから聞くのが、「対面時に、赤ちゃんの頭やからだに“白いカス”のようなものがたくさんついていて驚いた」ということ。看護師さんが処置してくれた清潔な姿での登場を想像しているため、「体を洗ってもらえなかった」「肌に異常があるのかも」と心配になるそうです。しかし、この“白いカス”をつけたままにしておく方法こそが、「ドライテクニック」なんです。
 
赤ちゃんはおなかの中にいるあいだ羊水に包まれているため、肌を保護するために「胎脂(たいし)」という油成分をまとっています。“白いカス”の正体は、この胎脂。
 
通常は産まれた直後に産湯に浸かって洗い流してしまうのですが、「ドライテクニック」の場合、血液などを拭き取るだけにして産湯につけず、胎脂を残しておきます。沐浴を開始するのは、産後4~6日経ってからとなります。
 
 

「ドライテクニック」にはどんなメリットがあるの?

「ドライテクニック」のメリット
 
「ドライテクニック」によって胎脂を残しておく理由には、次のようなものがあります。
 

乾燥や細菌感染を防いで肌トラブル減少

産まれてすぐの赤ちゃんの肌は防御機能が弱く、乾燥や細菌感染を起こしやすい状態。胎脂は“天然の保湿クリーム”と呼ばれるほど保湿効果が高いので、生まれたての赤ちゃんの肌を保護して潤いを保ってくれます。また、皮膚表面に膜をつくることで、細菌や感染症からも守ってくれるため、乾燥や湿疹などの肌トラブルを減らすことができます。へその緒の回復も早まり、化膿しにくくなるそうですよ。
 

体温が下がるのを防いで、あたたかく保温

赤ちゃんは体の機能が未熟なため、体温調整が上手にできません。産湯は体を温めて低体温を防ぐといわれていましたが、大人でいう湯冷めのように、沐浴後に低体温になってしまう危険性も。沐浴を避けることで体温の変動を防ぐとともに、肌表面に胎脂を残すことで保温効果も得られます。
 
このほか、“沐浴による赤ちゃんの疲労がなくなる”、“胎脂のにおい効果で、赤ちゃんが安心したり、お母さんの母乳分泌が増えたりする”といった効果もあるといわれています。
 
 

自宅に帰ってからの沐浴の注意点

自宅に帰ってからの沐浴の注意点
「ドライテクニック」を取り入れている産院でも、退院前には沐浴をして赤ちゃんの体をキレイにしてくれます。しかし、胎脂をとったばかりの赤ちゃんの肌は、お湯に触れるだけでバリア機能を失うほどデリケートな状態。そのため、自宅で沐浴するときには注意が必要です。
 

お湯:夏は37~38℃、冬は38~40℃

お湯は必ず湯温計で測り、夏場は37~38℃、冬は38~40℃で用意しましょう。日中のあたたかいうちに沐浴し、冬場は室温を25度以上にするなど、湯あがり後に赤ちゃんが寒くならないよう気をつけてくださいね。
 

必ず新しいお湯で

細菌感染を防ぐため、必ず新しいお湯を使いましょう。沐浴剤を入れるのもいいですね。大人と一緒に湯船に入ったり、残り湯に浸けてはいけません
 

浸かる時間は長くても2~3分

沐浴は意外と体力を使うもの。長湯は赤ちゃんが疲れてしまうので、浸かる時間は長くても2~3分ほどにしましょう。
 

洗い過ぎない

洗いすぎは肌トラブルの原因になります。石鹸の使用は控えめにして、拭き取るようにやさしく洗ってあげましょう。なお、首や足のつけ根などは、しわを伸ばして奥まで丁寧に洗ってあげてくださいね。汚れが残ったままでも肌トラブルを招いてしまいます。
 
 

最後に

赤ちゃんを守ってくれる「ドライテクニック」。生まれながらにして自分の体を守る術を持っているだなんて、自然の神秘を感じますね。ただ、ドライテクニックを取り入れていても検診中や出産後に特にお母さんへの説明をもうけていない産院も多いそうなので、せっかくの感動の対面が驚きに変わらないよう、この機会に覚えておいてくださいね。
 
 

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