NG食材は◯◯!赤ちゃんに食べさせてはいけない食べ物まとめ

赤ちゃんは生後5~6か月を迎えると、離乳食として母乳やミルク以外の食べ物を食べるようになります。離乳食はペースト状やとろみづけなど手間がかかって大変ですよね。
その際必ず気を付けておきたいことは、赤ちゃんに食べさせてはいけない食材が意外と多いことです。
今回は、主に1歳までの赤ちゃんに食べさせてはいけないものをまとめました。
アレルギー症状やアナフィラキシーショックなどの可能性のある危険性の高い食材もありますでので、必ず覚えておきましょう。
目次
食べてはいけない危険なもの
はちみつ
はちみつにはボツリヌス菌という菌が含まれていて、赤ちゃんが摂取すると乳児ボツリヌス症という病気にかかる恐れがあります。
乳児ボツリヌス症は、体内で菌が増殖し最悪の場合死に至ることもある病気です。
ボツリヌス菌はすべてのはちみつに含まれているとは限りませんが、熱に強い菌で加熱調理しても簡単には死滅しません。
はちみつ及びはちみつが含まれる食品は赤ちゃんに与えてはいけません。
刺身
刺身などの生ものも厳禁です。
はちみつのボツリヌス菌と同様、刺身や生の魚にはさまざまな菌が存在しており、消化器官や免疫力が未発達の赤ちゃんにとってはNG食材となります。体内で菌を分解できず、食中毒や下痢などの原因になります。
もちろん、しっかり火を通せば離乳食としてOKな魚もあります。
貝類
貝類は大人でさえ食中毒の危険が高い食材ですね。
加熱すれば安心かもしれませんが、アサリやハマグリといった二枚貝はノロウィルスに汚染されている可能性も高く、万が一加熱処理が不十分であった場合などを考え、極力避けましょう。
ナッツ、おもち
ナッツやおもちは、赤ちゃんの小さなのどに詰まりやすい食材です。
赤ちゃんは歯がまだ生えそろっておらず、上手に食材をかみ砕くことができません。ナッツやおもちを十分噛まずに飲み込んでしまうと、気道をふさいでしまい窒息の恐れがあります。
また、1歳を過ぎ十分かみ砕けるようになったとしても、ピーナッツはアレルギーやアナフィラキシーショックの可能性が高い食材と言われていますのでぜひ慎重に。
注意が必要なもの
そば、エビ・イカ・カニ
これらはアレルギーが強く出やすい食べ物です。
なかでも特にそばは少量であっても注意が必要です。じんましんや湿疹、下痢だけでなく、呼吸困難に陥ることもあります。強い症状が出ることもあるので十分注意しましょう。
加工食品(ハム・ちくわなど)
ウィンナー、ベーコン、ハム、ちくわなどの加工食品は、赤ちゃんにとっては塩分が多すぎる場合があります。消化器官が未発達の赤ちゃんにとっては体に負担をかけてしまいかねません。
また、離乳食期の赤ちゃんにはどれも味が濃すぎるというのがほとんどです。加工食材は避け、薄味で食材自体の味がわかる食事を心掛けましょう。
牛乳・卵・小麦粉
この3つは、三大アレルゲンと呼ばれる食材です。 赤ちゃんに与えるときは少しずつ様子を見ながら食べさせてください。
牛乳・卵・小麦粉で特に注意したいことは、ほかの食品に姿を変えわかりにくいことが多い点です。
<牛乳>
チーズ、ヨーグルト、バター、パン、プリンなどにも注意
<卵>
マヨネーズ、洋菓子などにも注意
<小麦粉>
パン、シチューやグラタン、うどんやパスタなどの麺類、洋菓子などにも注意
番外編:飲み物について
ミネラルウォーター
体に良いイメージのあるミネラルウォーターですが、赤ちゃんには基本的には飲ませないほうが良いといわれています。
理由は、豊富に含まれるミネラルが赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうからです。
軟水にはミネラル成分が少ないため、赤ちゃんが飲んでも問題のないミネラルウォーターももちろんあります。
赤ちゃんに水分を与える場合は、スーパーやドラッグストアなどで販売されている赤ちゃん向けのお水か、一度沸騰させて冷ました湯冷ましが安心です。
牛乳
三大アレルゲンとしてさきほども紹介しましたが、牛乳を飲み物として赤ちゃんに飲ませるのはNGです。
加熱して離乳食に使う場合は7~8ヶ月以降から大丈夫ですが、そのまま飲み物として飲む場合は1歳以降からとなります。
牛乳は母乳や粉ミルクと同様に思われがちですが、牛乳に含まれる豊富なカルシウムが鉄分の吸収を妨げるといわれています。
赤ちゃんは9ヶ月ごろになると体内の鉄分が欠乏しやすくなるため、鉄分を積極的に摂取することが勧められています。
鉄分をさらに欠乏させる牛乳は、1歳を過ぎてから少しずつ口にさせるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんに食べさせてはいけない食材や注意が必要な食材、飲み物を紹介しました。
離乳食の初期は食べられる食材が限られているので、本やインターネットを参照しながら離乳食を作っているママも多いはずですが、徐々に食べられる食材が増えていきます。
忙しい毎日のなかで、ちょっとだけなら大丈夫かもと思うかもしれませんが、赤ちゃんの健康のためにぜひ食材に注意してあげましょう。
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