こんなときは要注意!子宮の痛みで考えられる子宮の病気~後編~ | ベルタカフェ

こんなときは要注意!子宮の痛みで考えられる子宮の病気~後編~

こんなときは要注意!子宮の痛みで考えられる子宮の病気~後編~

女性に起こりがちな下腹部の痛み。便秘や生理などが原因だろうとつい見過ごしてしまいがちですが、ときには病気のサインとして症状があらわれている場合もあるため油断は禁物。痛みを感じたときに考えられる病気について知っておくことが大切です。

 

前編では「毎月同じ時期に感じる痛み」と「妊娠の可能性があるときや妊娠中」のケースごとに症状や原因などをご紹介しました。後編では「突然に痛みを感じる」ケースについてみていきましょう。

 

 

突然に痛みを感じるケース

突然に痛みを感じるケース

子宮筋腫

症状

子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、できる場所や大きさによって、月経量が増えたり、痛みを感じたりすることがあります。自覚症状がほとんどないため気づいていない人も多いようですが、40代以上では4人に1人が持っていると言われています。

 

原因

原因は解明されていませんが、筋腫のできやすい年代などから、エストロゲンという女性ホルモンの働きによると考えられています。

 

対処法

特に支障がなければそのまま様子を見ていて問題ありませんが、出血量が多く貧血を伴ったり、激痛などがあったりする場合は、筋腫のある場所や大きさに合わせて治療をおこないます。主な治療法には、投薬やホルモン治療、筋腫や子宮を取り除く外科手術があります。

 

子宮内膜症

症状

下腹部に疼くような痛みが、長期に渡って起こります。そのほか、腰痛や排便痛を伴うこともあります。また、不正出血があったり、生理の際にレバー状の塊が出たりすることもあります。

 

原因

本来は子宮の内側で増殖と剥離を繰り返し、生理として排出される子宮内膜が、何らかの事情で卵巣や卵管など子宮以外の場所にできてしまい、剥がれ落ちた子宮内膜が留まることで炎症や癒着を引き起こします。

 

対処法

症状の度合いや子宮内膜症をおこしている場所によって、薬物療法か手術をおこないます。

 

卵巣嚢腫

症状

卵巣は“沈黙の臓器”ともいわれるほど症状の出にくい臓器ですが、大きくなりすぎると下腹部に張りを感じたり、のう胞に栄養を取られて食欲があっても痩せてきたりすることがあります。また、根元がねじれると立っていられないほどの激痛が現れます。

 

原因

長く原因不明とされてきましたが、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れ、血液循環の悪さや免疫力の低下、体質などによるものではないかと考えられています。

 

「卵巣嚢腫」は卵巣の腫れを指す総称で、腫瘍が悪性の場合は「卵巣がん」、良性の場合は「卵巣のう腫」、悪性と良性の両方の性質を持ち合わせている場合は「境界性悪性腫瘍」と、3つに分類されます。

 

対処法

良性で小さなのう胞の場合は定期検診で経過観察になりますが、大きくなったり、悪性だったりした場合は腹腔鏡手術や開腹手術をおこない、卵巣を摘出するかのう胞部分をくり抜きます。

 

 

子宮内膜炎

症状

下腹部に痛みが起こり、黄色や黄緑色のおりものが増えます。不正出血や微熱がみられることもあります。

 

原因

免疫力が低下しているときにブドウ球菌や大腸菌などの常在菌が増殖して、炎症を起こします。また、性行為や医療行為、避妊具やタンポンの長期放置によって子宮内に細菌が侵入して起こす感染症の場合もあります。

 

対処法

血液検査で原因となる菌を特定し、抗生剤の投与などで処置をおこないます。おりものに変化があったり、下腹部に違和感を覚えたりしたときは早めに受診しましょう。

 

子宮付属器炎

症状

下腹部に痛みがあり、押すと、離すときに痛みが強くなります。また、悪臭のするおりものや黄色や黄緑色のおりものが増えたり、不正出血があったりするほか、吐き気や急な発熱を伴うこともあります。

 

原因

子宮内膜炎を起こした細菌が卵管や卵巣などなどの臓器にまで進んで招く、卵管炎や卵巣炎です。腸や骨盤を包む骨盤内膜にまで進み、骨盤腹膜炎を引き起こすことも。性行為により感染したクラミジアや淋菌が原因のことが多いとされています。

 

対処法

子宮内膜炎と同様に、血液検査で原因菌を特定し、抗生剤での治療をおこないます。炎症が強い場合は、炎症部分を切除する手術が必要になることもあります。

 

 

最後に

下腹部の痛みひとつでも考えられる症状はさまざま。「生理痛だろう」などと安易に自己判断せず、おりものやその他の症状をよく観察して、できるだけはやく受診するようにしてくださいね。

 

 

こんなときは要注意!子宮の痛みで考えられる子宮の病気~前編~

子宮筋腫はがんになるの?子宮筋腫と子宮がんの違いって?知っておきたい子宮の病気

 

 

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